ミクニヤナイハラプロジェクトとは?
1997年にディレクター集団・ニブロールを設立して以来11年間、代表/振付家として活動してきた矢内原美邦が、 「演劇作品」を製作することを目的に立ち上げたソロプロジェクト。些細にみえる日常を大胆に切り取りスケッチした物語群の中に、ノスタルジーを喚起する往年の日本アニメへのオマージュや自らが作詞する淡い青春ラブソングを織り交ぜ、意識的に「演劇的」でありながらも、様式に束縛されない手法が注目を集める。その圧倒的な情報量と運動量で知られる舞台では、劇画的にデフォルメされた自己中心的なキャラクターたちが、言葉と体をダンスするかのごとく高速回転させ、ドライブ感に溢れた魅力が生まれる。 05年吉祥寺シアターこけら落とし公演として『3年2組』発表。07年ソロダンス作品『さよなら』で第一回日本ダンスフォーラム賞を受賞。08年『3年2組』で愛知県芸術劇場演劇フェスティバル出場。08年『青ノ鳥』で第52回岸田國士戯曲賞最終候補作品ノミネート、09年NHKシアターコレクションに出場。10年『前向き!タイモン』でシェクスピア・コンペにて優秀賞受賞。

 
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矢内原美邦 Yanaihara, Mikuni
1971年生まれ。高校生からダンスを始め、全国高校ダンスコンクールにてNHK賞、特別賞など数多く の賞を受賞。大阪体育大学舞踊学科を卒業後、民族舞踊を学ぶためにブラジル各地の大学にて研修。帰 国後、映像表現に興味を持ち、映像学校に入学。 1997年、Nibroll を結成し、代表権振付家としての活動を始める。日常的な身振りをベースに現代の東 京の空気をドライに提示する独自の振付で、国内はもとより、海外のフェスティバルにも招聘され、世 界的に高い評価を受けている。