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"あいちトリエンナーレ2010での試みは、「ニブロール」の存在を徹底的に問い直すことからはじまった。偶然にも、震災を予言したかのような鋭い感性が身体の痛みとなって増幅する問題作が誕生。それは必然でもあった。矢内原美邦はいつも先を歩き、我々が気づかないふりをしている問題を表面化させる。今回も彼らの予言を観に行くしかない"
唐津絵理(愛知芸術文化センター、あいちトリエンナーレ2010キュレーター)
"何を隠そう、僕は矢内原美邦というひとが、現役の女性ダンサーの中でいちばん好きだ。彼女のダンスを見ていると、いつもいつのまにか、うれしいようなかなし いような気分になる。動く生身の身体にアレルギーがあった僕を、力ずく(?)でダンスの世界へと引っ張ってくれたのは、まちがいなく矢内原さんとニブロー ルだ。はやくまた観たい"
佐々木敦(批評家/HEADZ)
"昨年観た、この作品って、
今起きている世の中の現象が予知されていたかのようで・・・
何故、ここまでシンクロしているか確認しに観に行かなくては・・・"
本広克行(映画監督・演出家)
"矢内原さんのダンスが、あるとき、言葉に見えました。
サイレント映画は"画(え)"が言葉だと思うのですが、
矢内原さんのダンスはそういう意味で言うと、"動き"が言葉でした。
映画が失いはじめているものを、
矢内原さんのダンスの中に見つけたような気がしました。
激しい動きは全て僕たちに向けた絶叫のように見えました。
時々無性に、ほかでは絶対に触れられないその言語を、
見、聞きに行きたくなります。
またその言語に圧倒されに、現場に向かいたい"
佐藤信介(映画監督)
"肉体と言語、その二つを記号にまで解体し、再構築する、
不要なものをギリギリまでそぎ落とす。
具体化する無意識へのアプローチ、
ニブロールの舞台を見る度にその魅力に圧倒されます。
ただ、それが矢内原さんの意図するものかどうかわかりません。
私の人生誤解と勘違いがほとんどなので…"
三木聡(映画監督)
"矢内原美邦という存在が気になってしかたがない!
これほどまでに時間と空間を自在に操ることの出来る人が存在するということが、
僕にとってものすごくショックな事であり、
非常に嬉しい出来事だったからだ!!!
その作品は、あらゆる要素が複雑に絡み合い、
とてつもないスピードをもって時空を超え一気に駆け抜けて行く!
矢内原美邦は間違えなく天才だ!!!"
スズキタカユキ(デザイナー)
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