art venture ehime fes 2025 参加作品
off-Nibroll
《映像インスタレーション × パフォーマンス》
「生命の交流」
― ジャコメッティの肖像
ジャコメッティが感じていた「存在の不確かさ」「孤独」「生と死の交差」
今治市公会堂の空間で交錯する映像と身体を体験する新しい舞台芸術
2025年 10月 26日(日) 15:00 - 17:00
今治市公会堂 ▷map
愛媛県今治市別宮町1丁目4−1
入場無料・予約不要・入退場自由
演出・振付・脚本 矢内原美邦
空間演出・映像・音楽 高橋啓祐
出演
山田せつ子
ティラフン直子
カスヤマリコ
髙安美帆
秋津ねを
鶴添雄大
近畿大学矢内原ゼミ35期舞踊組
アンサンブル出演者
照明
岡野昌代
須賀谷沙木子
【アンサンブル出演者募集!】
ステージに一緒に立ってくれる仲間を募集しています!
参加費:無料
内容はとってもシンプルで簡単。むずかしいことはありません。
…歩いたり…箱を運んだり…短いセリフを言ったり…。
演劇やダンスの経験がなくても大歓迎!「やってみたい!」その気持ちだけでOKです。
今回の公演は、映像と身体、空間が交わる体験型パフォーマンス。身体を通じた人と人とのつながりを、一緒に体感してみませんか?
観るだけでも、もちろん歓迎!ちょっとだけ参加してみるのも大歓迎!
年齢制限はありません。当日は、黒の上下で、動きやすい格好で。必要な持ち物は特にありません。
《スケジュール》
12:50 今治市公会堂に集合
13:00 - 15:00 ワークショップ(準備)
15:00 - 17:00 本番出演
Alberto Giacometti, par sa femme Annette © Succession Alberto Giacometti
- Concept -
彫刻家アルベルト・ジャコメッティ(1901–1966)は、細く削り出された人間像で知られ、「存在とは何か」を問い続けた芸術家です。孤独や不確かさの中に立ち現れる人間の姿を鋭い形象で表し、その視線は20世紀の芸術に深い痕跡を残しました。
そんな彼に深く共鳴したのが、哲学者・矢内原伊作(1918–1989)です。戦後のパリで出会った二人は生涯にわたって交流を重ね、その記録は、ジャコメッティの創作の核心に迫る貴重な証言となっています。矢内原美邦は伊作の遠縁にあたります。
今回の会場である今治市公会堂は、建築家・丹下健三(1913–2005)の設計により1958年に完成したモダニズム建築です。市民が集い芸術を分かち合うために構想されたこの空間で、ここでしか味わえない体験をお届けします。
愛媛県内4エリア8ゾーンを会場に、アーティストが地域の人々とともにつくりあげた作品や体験型プロジェクトなど、さまざまな表現を体感できる参加型アートフェスティバルです。「ここにある豊かさ」をテーマに、国内外24組のアーティストが、ここにしかない作品を展開します。アートを通じ、愛媛を楽しむ17日間のアートフェスティバルにぜひ足をお運びください。
《お問い合わせ》
「art venture ehime fes 2025」事務局(株式会社NINO)
TEL.089-995-8783 contact@artventureehime.com
- off-Nibroll
矢内原美邦
Mikuni Yanaihara
演出・振付・脚本
振付家・演出家・劇作家。1997年にダンスカンパニーNibrollを結成、代表兼振付家として活動を始め国内外のフェスに招聘される。2005年にミクニヤナイハラプロジェクトを始動、劇作・演出を手がけ第56回岸田國士戯曲賞受賞。off-Nibroll名義で映像美術作家高橋啓祐と美術作品の制作も行い、上海ビエンナーレ、大原美術館、森美術館、仙台メディアテークなどの展覧会に参加。ダンスと演劇、美術などの領域を行き交いながら作品制作を行う。行定勲監督、佐藤信介監督の映画に振付提供なども行う。2001年ランコントレ・コレオグラフィック・アンテルナショナル・ドゥ・セーヌ・サン・ドニ・ナショナル賞、2007年第1回日本ダンスフォーラム大賞受賞、2012 年横浜市文化芸術奨励賞受賞。近畿大学文芸学部芸術学科舞台芸術専攻教授。
高橋 啓祐
Keisuke Takahashi
空間演出・映像・音楽
Nibrollでは設立時より映像ディレクターを務める一方、映像作家として美術館、ギャラリー、劇場、パブリックスペースなど多様な空間で映像インスタレーション作品を発表。イタリアなど海外での個展を始め、いちはらART MIX(2021年)、上海空間芸術祭(2019年中国)、瀬戸内国際芸術祭(2016年)、ジャカルタビエンナーレ(2017年インドネシア)、ASIA Independent Art(2014年韓国)、BankART Life(2014、2017年)など国際展にも作品を出品。2005年第9回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦優秀作品賞など受賞。
- Performer
山田せつ子
Setsuko Yamada
明治大学演劇科在学中に笠井叡に即興舞踏を学ぶ。独立後、ソロダンスを中心に活動をし、1983年より海外主要都市で公演多数。ダンスカンパニー枇杷系(BIWAKEI)主宰。1994年Asian Cultural Counsilの助成でニューヨークに滞在。2000年~2011年京都造形芸術大学映像舞台芸術学科教授、2021年まで同大学の舞台芸術研究センターの主任研究員。2014より2年間、東京大学大学院HISにて非常勤講師、韓国芸術大学舞踊科にて、2017年3月より1学期間、客員教授。2019年ソロ「三道農楽カラク」で日本ダンスフォーラム大賞。2021年デユオ作品「シロヤギ ト クロヤギ」2024年、25年ソロダンス「いま ここに います」2025年韓国国立現代舞踊団ソロプロジェクト振付作品「Jung Rgyee-Here I am」、著書に『速度ノ花』五柳書院。
ティラフン直子
Naoko Murakoshi
90年代よりカナダのダンスシーン、Toronto Dance Theatreの団員として、のちにTheatre Volcano、Kaeja d’Danceにおいて、David Earle, Christopher House, Ross Manson, Doug Varone, Robert Lepage, Sasha Ivanochko, Sarah Shugarmanなど北米を代表するアーティストらとの協働を経て、トロントのヨーク大学、神戸女学院大学、武庫川女子大学で後進の指導にも取り組んでいる。2019-2020年にかけてニューヨーク大学に客員研究員。現在は武庫川女子大学教授である。認定ムーヴメント・アナリスト(CMA)。
カスヤマリコ
Mariko Kasuya
ダンサー。7歳よりクラシックバレエを始め、欧米にて主にコンテンポラリーダンスを学ぶ。School of Toronto Dance Theatreを卒業。帰国後にNibrollの作品に参加し、以降も様々な振付家の公演に出演。現在は「タバマ企画」のメンバーとして活動する傍ら、宇都宮市で主宰するstudiomaricotにてカラダや動きの面白さを探求し、ダンスやボディワークを指導している。またデザインユニット“まんまるラボ”では、イラストやアニメーションの作品制作も行っている。
髙安美帆
Miho Takayasu
俳優・舞手・演出家。大阪府八尾市出身。8歳より浪速神楽をはじめる。近畿大学文芸学部芸術学科舞台芸術専攻で演劇と舞踊を学ぶ。同大学卒業後、俳優としてエイチエムピー・シアターカンパニーに参加。奨学金を得てベルリンへ演劇留学した事をキッカケに、2012年から個人活動を開始。「神楽」や「伝統芸能」「水墨画」をモチーフにした作品制作など、伝統と現代をつなぐプロジェクトを国内外の表現者たちと共に立ち上げている。第26回関西現代演劇俳優賞大賞受賞。
秋津ねを
Newo Akitsu
俳優、制作、演出助手、ケータリング、キャスティング 。幼少の頃から演劇に目覚め、短大進学と同時に上京。早稲田大学教育学部の学生とO Bで構成された劇団渦劇街に入団し、小劇場での演劇活動を始める。6年ほど活動を休止し、その後再開。鳳いく太主宰の游劇社に客演したことがきっかけとなり、様々な劇団に客演。その頃から、制作、演出助手などの依頼を受け始め、演劇人としての幅を広げる。2009年に大阪に移住し、自身のプロデュースユニット、ねをぱぁくを立ち上げ、公演や、イベントなどの企画・運営を始める。近年は、他地域の劇団の大阪公演の受け入れなども行う。2017年より、ピンク地底人3号主宰のももちの世界に俳優として参加以降、作品づくりにも関わる。日本劇作家協会関西支部事務局長。大阪女優の会メンバー。
【主催】 art venture ehime(愛媛県×東京藝術大学)
【共催】 今治市、砥部町、内子町
【協力】 一般社団法人ニブロール、近畿大学矢内原ゼミ35期舞踊組、和光大学表現学部芸術学科高橋ゼミ
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